平和記念式典が始まるまで2時間あまりとなり、暑さを避けて朝早くから平和公園を訪れる人の姿も多くある。被爆80年を迎えた広島。祈りは未明から続いている。全国の被爆者の平均年齢は86歳を超え、被爆者健康手帳を持つ人も初めて10万人を下回った。被爆の惨状を知る人は減り続けている。今年の平和記念式典について広島市はこれまでの招待状を送る形から全ての国と地域に対し、式典の概要を通知する形に変更した。ウクライナへの侵攻以降、招待を見送っていたロシアと同盟国のベラルーシについても通知をしたところ、ロシアは欠席、ベラルーシは出席と対応が分かれた。そのほか、パレスチナや台湾が初めて出席するなど過去最多となる120の国と地域が参列する予定。
