今年のノーベル平和賞に選ばれた日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)が、慰霊碑に受賞決定を報告した。「私は本当に核戦争が起きるのではないかと思っていますので、それは本当になくさないといけない」「核共有とか論外ですよ」と話す田中熙巳代表委員。そして昨日、日本被団協・箕牧智之代表委員が受賞決定後、初めて広島市中区にある平和公園を訪れた。慰霊碑に花を手向け、代表委員を務めた坪井直さんなどこれまでに亡くなった被爆者およそ34万人に受賞決定を報告した。被爆者の平均年齢は85歳を超えていて、核兵器廃絶への訴えをいかに引き継ぐかが課題。
住所: 広島県広島市中区中島町1-2