映画「オッペンハイマー」が世界で公開されたのは去年の夏。映画では広島県と長崎県への直接的な被害が描かれていない。クリストファー・ノーラン監督は「オッペンハイマーの経験から逸脱した物語を描きたくなかった」などと話している。アメリカ・ニューメキシコ州のトリニティ実験場は年2回公開されている。アカデミー賞の発表前に、出演者やオッペンハイマーの孫など37名が核兵器の廃絶を訴える書簡を連盟公開した。横川浩士は「この映画をきっかけとしてどうすれば世界が核軍縮に取り組めば良いのかを改めて感じました」と話した。