山口さんが守っている向山文庫は、文化財としては未指定のため、修理などで補助金は一切出ない。山口さんは年1回、車に工具を積み、横浜から泊りがけで補修作業を行っている。山口さんは、歴史が紡いできた先人たちの想いを後世に伝えたいとしている。向山文庫を知ってもらおうと、ホームページやパンフレットなどを作成し、発信している。活動を通じて、協力してくれる人も増えている。山口さんは、先祖からもらったものをお預かりして、次につなげたい、建物があることで当時に想いをはせることができるなどと話した。
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