G7がAIの国際的なルール作りを目指す「広島AIプロセス」について、各国のデジタル技術大臣が取りまとめる最終声明案が判明した。声明案の「国際指針」では、高度なAIシステムの能力を公表することで十分な透明性を確保することや、AIの学習データ入力の際に個人情報の保護を講じることなど開発者に向けた11項目に加え、偽情報などに対するデジタルリテラシーの向上や脆弱性の検知への協力と情報共有など利用者に関わる内容も盛り込まれている。声明案は日本時間の今夜に行われるG7デジタル・技術大臣会合で取りまとめられ、近くG7首脳会合で合意する見通しだという。