中国・上海では週末広場で代理の婚活が行われている。チラシでよく見られるのは結婚用住宅ありと持ち家の記述。中国では新郎が結婚後の新居を購入することが習慣になっていた。こうした伝統がかわりつつある。大都市では賃貸を選択する人も珍しくない。空間デザイナー楊さんと夫の黄さんは賃貸住宅3LDK9万円に住んでいる。不動産価格の上昇が続くという前提が崩れ、購入するメリットがないと賃貸に住んでいる。生活スタイルを維持でき、楊さんは「自由な暮らしも優先したい」と話す。中国の中央銀行による調査でも都市部の預金者を対象に住宅の購入予定者の割合は減少。賃貸市場は拡大し、去年までの10年で3倍になった。投資会社は新たなビジネスに乗り出した。商業施設は改造され賃貸専用集合住宅になった。投資会社・呉さんは吹き抜け、ジム・共用スペース、24時間対応受付をつくった。投資会社は商業施設を集合住宅に改造する取り組みを拡大させる計画だ。
