声を上げて必死に逃げる子供たちの映像。中国の小学校の前で多くの児童らが車にはねられる事件が起きた。中国では1週間前にも人が集まる場所に車が突っ込んで35人が死亡している。無差別な殺傷事件が中国で相次いでいる背景に何があるのだろうか。悲鳴を上げながら一斉に逃げ出す児童たち。場所は小学校の前。複数の人が倒れている様子が確認できる。現地時間のけさ、中国南部湖南省の小学校の前で車が児童らを次々とはねた。一部の中国メディアはけが人が多数に上ると報じている。北京の日本大使館によると、日本人のけが人はいないということだ。警察は車を運転していた30代の男の身柄を拘束したと発表。中国で相次ぐ無差別に人が狙われる事件。11日には、南部広東省で男が車を暴走させ35人が死亡。広東省では9月、日本人学校の男子児童が登校中に刃物で刺され死亡する事件も起きている。さらに東部江蘇省では16日、男による切りつけ事件で8人が死亡した。香港メディアが報じた男が書いたとみられる遺書を紹介。上海支局長の寺島記者は一部の市民が抱える社会への閉塞感が背景にあると指摘する。