体操男子個人総合はゆか、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒の6種目をやる。予選を通過した24人が出場する。1か国、地域2人まで出場できる。6種目を1回ずつ演技し合計点を競う。この競技では日本は過去の大会でメダルを独占している。ロンドン五輪とリオ五輪は内村航平が連覇を果たしている。東京五輪は橋本大輝が金メダル。今回は連覇を狙う橋本大輝と新星・岡慎之助の2人が出場した。岡の得点合計は86.832、種目別では1種目目のゆかで暫定5位、2種目目の鞍馬で暫定1位となり、そのまま金メダルとなった。予選1位だった張はゆかで大きなミスがあり、得点の合計が86.599で銀メダルとなった。銅メダルは中国の肖だった。予選3位だった橋本は鞍馬で落下するなどのミスがあったが、6位入賞となった。山室は岡の勝因について「張、橋本ともに大きなミスがでてしまった。岡選手はミスがなく、いかに減点をなくすかという体操をしたことが勝利の要員。最初のゆかはスタート種目なので緊張感もあるし、五輪とかだと器具が地面の上から80cmくらいの台の上に置かれていてはね方も違うが、岡は着地の減点が少なかった。鞍馬は直前の橋本が落下し緊張感があったが、丁寧に落ち着いて演技を行っていた。吊り輪は力技は綺麗にまとめ、得意な振動系の技でアピールし、着地までアピールした。吊り輪ではインクワイアリというチャレンジのようなものがあるが、認定され、0.2点プラスされた」などと話した。
岡慎之助の際立っているところについて、山室は「元々日本の体操は美しいといわれているが、それを表現、体現しているような選手だと思う。減点の少ない体操をするのが魅力。岡は着地が強い選手。総合では鞍馬以外全てで着地がついて回り、着地による減点がついて回る。すべて止められたら減点がなくなるのが強み」などと解説した。
岡慎之助の際立っているところについて、山室は「元々日本の体操は美しいといわれているが、それを表現、体現しているような選手だと思う。減点の少ない体操をするのが魅力。岡は着地が強い選手。総合では鞍馬以外全てで着地がついて回り、着地による減点がついて回る。すべて止められたら減点がなくなるのが強み」などと解説した。