オリンピックのシングルスで代表選考の基準を満たしていたのは、男子は張本智和選手と戸上隼輔選手、女子は早田ひな選手と平野美宇選手で、昨日団体メンバーとして篠塚大登選手と張本美和選手が選ばれた。張本美和選手は東京オリンピックで3つのメダルを獲得しており世界ランキングでも上の伊藤美誠選手と争っており、渡辺監督は1年間国際大会に帯同し戦いぶりや上位選手の成績を総合的に見て判断し、シングルでもダブルスでも活躍できるとして張本美和選手を選んだとしている。張本選手は昨日の会見で「まだまだ伸びしろがある」と発言した。張本選手は先月の全日本選手権で準優勝し、去年は世界ツアーで2回優勝し全農カップ大阪大会では早田ひな選手を破り優勝した。2年前の世界ランキングは624位だったが、現在は16位である。選考基準は東京オリンピックまでは世界ランキング上位2人がシングルス代表になる形だったが、今回はコロナの影響で国際大会の機会が減少したとし、国内大会を重視したポイント制になり国内リーグの成績もポイントに加算された。伊藤選手は元々国際大会で結果を残そうと考えていたが、国内リーグにも参加するようになりスケジュール調整が難しくなったとみられる。