役所広司主演の「PERFECT DAYS」、渋谷を舞台にトイレ清掃員の日々の小さなゆらぎを描いた作品だ。その中で「カセットテープ」が重要なモチーフとなっている。劇中には部屋に積まれたカセットテープ約200本とラジカセが出てくる。カセットテープブームが再燃している理由について家電蒐集家の松崎さんは「あえて不便なものを使いこなすというのが、若い人だちの中でも逆に新鮮。センスの良さをアピールするツールとして使っているうちに、カセットテープの音の良さとかに面白さにひかれて、沼にはまってしまう若い方が増えている」と解説した。