能登半島地震から8か月余り。被災地復興を願い横浜市の太鼓の同好会が“石川・能登の太鼓”を披露した。企画した石川県志賀町出身・菓子田卓也(80)は経営している銭湯で練習しているという。菓子田は中学卒業後に石川から横浜に移り住み親戚から銭湯を引き継いだ。能登の太鼓を知ってもらいたいと約30年前に同好会を作った。銭湯の壁には能登の景勝地・見附島が描かれているが、見附島は地震で一部崩落してしまった。菓子田は能登伝統「御陣乗太鼓」をアレンジした太鼓を演奏することにした。メンバー・竹中爽真は「自分がたたくことで少しでも元気にできる人がいれば」と話す。