アマミノクロウサギはハブに襲われないよう、夜に見通しのきく道路に出てふんをする習性があり、車にはねられる事故が相次いでいる。徳之島町では歩行者・障害物を検知するセンサーをクロウサギ事故対策に活用する実証実験をはじめることになった。最大200m先の車の速度を検知できるセンサーを道路脇に設置し、ライトが点滅することで速度過量・事故のリスクをドライバーに気づいてもらい減速につなげる狙い。早ければ11月にも設置し、クロウサギの事故が多い徳之島町内の剣道2か所程度に設置するという。徳之島町の高岡秀規町長は農業被害対策としても活用できる、新たな取り組みとして進めていきたいとしている。