日常と災害時の区別を失くす“フェーズフリー”という考え方が注目されている。徳島県にある道の駅の屋上の広場は24時間開放されていて、災害時には津波からの避難場所になる。さらに、売り場の食品は非常食に転用することを想定、約2500種類の商品をそろえ在庫を多めに用意することで1000人の食事を3日分用意できるという。施設の売り上げの一部を基金として積み立てて防災機能を充実させていきたいとしている。一方、避難生活の長期化に対応した施設も導入されている。三重県の公園にある建物は普段はカフェだが5つのコンテナを連結してつくられていて、災害時には分離して被災地に運べるように設計されている。コンテナ型の施設は各地の自治体で導入が進んでいるという。