訪ねたのは大河ドラマの撮影が行われているスタジオ。中宮彰子の住まい。この日は10月放送予定のシーンの撮影が行われていた。藤壺と呼ばれる場所、中庭にあるのは藤の花。大きな藤と松の木を絡める通称松藤をシンボルツリーとして設置。実はこちらは、源氏物語絵巻の中にも登場。この絵に描かれていたことから着想を得て作っているのだそう。そして、部屋の中には娘彰子のために藤原道長が送った屏風歌があった。こちらは日本画家の諫山恵実さんが描いた1点物。この屏風には美術スタッフのこだわりが込められているという。正解は屏風の裏。そのこだわりについてチーフデザイナーの山内さんは「せっかく屏風を一から作るので、源氏物語絵巻の中に屏風の裏を描いたところがあり、この図案をもとに作ったらおもしろいのではと」などコメント。ドラマでは屏風が完成し運ばれてきたときや藤原実資がまじまじと見るシーンでちらっと映っていた。
さらに探っていくと。几帳に目が止まった。こちらはパーティションのような役割のあるもの。よく見ると植物の文様が。これらは平安時代に咲いていたとされるウメやカエデなど四季の植物。こちらも源氏物語絵巻に描かれている白い刺繍を真似て作られたそう。一方、別の几帳は紫色の雲。デザイナーは「紫雲はめでたいしるしとして当時見られていた。まひろが月を見ているのだったら几帳は月ではなくて雲をあしらおうと」などコメント。
火を灯す高燈台。描かれているのは蛾。当時蛾と蝶は長寿や反映を意味していた。道長がまひろに送った檜扇にも蛾が描かれていたという。デザイナーの枝茂川氏は「蛾の修正として明るいところに寄ってくるので明かりがついたときにきれいに紋様が見えるように」などコメント。その高燈台のすぐそばにあったのは天皇や中宮が座る御座。そして、きのうの放送では中宮彰子の発案で源氏物語の冊子を作るシーンが描かれた。吉高さんによるとこのシーンの撮影は大変だったという。
さらに探っていくと。几帳に目が止まった。こちらはパーティションのような役割のあるもの。よく見ると植物の文様が。これらは平安時代に咲いていたとされるウメやカエデなど四季の植物。こちらも源氏物語絵巻に描かれている白い刺繍を真似て作られたそう。一方、別の几帳は紫色の雲。デザイナーは「紫雲はめでたいしるしとして当時見られていた。まひろが月を見ているのだったら几帳は月ではなくて雲をあしらおうと」などコメント。
火を灯す高燈台。描かれているのは蛾。当時蛾と蝶は長寿や反映を意味していた。道長がまひろに送った檜扇にも蛾が描かれていたという。デザイナーの枝茂川氏は「蛾の修正として明るいところに寄ってくるので明かりがついたときにきれいに紋様が見えるように」などコメント。その高燈台のすぐそばにあったのは天皇や中宮が座る御座。そして、きのうの放送では中宮彰子の発案で源氏物語の冊子を作るシーンが描かれた。吉高さんによるとこのシーンの撮影は大変だったという。
住所: 愛知県名古屋市東区徳川町1017
URL: http://www.tokugawa-art-museum.jp/
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