オーストラリアで販売されているたばこのパッケージに心臓の写真とともに「喫煙は心臓病を引き起こす」と喫煙者へのメッセージが記されていた。2012年12月に施行されたプレーン・パッケージ法は喫煙が健康に及ぼす害を警告する写真に加え、「喫煙は肺気腫を引き起こす」「喫煙は脳卒中のリスクを2倍に高める」という警告文。地味な色、指定の書体、商品名表示も統一となった。喫煙が許されていない未成年のたばこに対する興味を失わせ、人々の喫煙意欲を低下させることなどが目的。施行された当時、オーストラリアの喫煙率は20%だったが、去年は13%となっている。(WHO世界保険統計)。プレーン・パッケージ法を実施しているのは約25の国と地域にとどまっている。