東京から約1500キロ離れた沖縄・恩納村。恩納村の真栄田地区は、国土交通省がきのう発表した地価の上昇率が29%と全国トップ。地価が急上昇した背景には、リゾート人気や移住者の増加があるという。人口は右肩上がりで約1万1000人。青の洞窟は沖縄屈指のダイビングスポットとして人気を集めている。ダイビングインストラクターをしながら宿泊施設を経営する中野聖也さんは以前は埼玉県で会社員をしていたが、7年前に移り住んだ。地元不動産会社によると、恩納村にある賃貸物件の家賃相場は約7万円。わずか2年で1万円ほど上昇したという。近くのスーパー「JAゆんた市場」は沖縄の食材が並ぶ。一方で、気温の低い地域でしか育たない野菜は県外から運ぶため、輸送費が上乗せされるぶん割高。台風が接近することが多い沖縄。海に面した恩納村では環境面の悩みもあるという。