先日梅雨入りした沖縄の雨の様子。この時期、天気が急に変わったり、また気圧の変化などで頭痛、肩凝りなどに悩まされている人がいる。そうした症状、もしかしたらいわゆる気象病、天気痛かもしれない。正式な病名ではないのだが、気圧、そして気温の変化で頭痛などの症状が起こることをいうそう。なぜ起こるのか、そしてどう対策すればいいのか取材してきた。こうした気象の変化によって起こる体調不良を専門に診察する大学病院。梅雨が始まるこの時期、特に多くの患者が訪れる。遠くからは長野や京都などからも。この日だけでおよそ30人が受診した。天気痛の専門外来を開設した佐藤純医師。30年以上、気象の変化と体調悪化の関係を調べ、そのメカニズムを研究している。長年、天気痛に悩まされているという女性。女性は仕事を休まざるをえなくなるなど社会生活にも影響するようになっている。佐藤医師の外来に通い始め、漢方薬や運動療法によって以前に比べて比較的症状は落ち着いてきた。気象の変化はなぜ体調に影響を及ぼすのか。その要因について。佐藤医師によると、耳が関係してる。どういうメカニズムでこういう症状が出てしまうのだろうか。佐藤医師によると、引き金となるのは気圧。平衡感覚をつかさどる内耳が気圧の変化をまず感じ取る。その影響で神経が刺激されて、神経伝達物質を放出。その結果として脳の血管が拡張するとともに炎症物質が放出されて頭痛を引き起こす。肩凝り、けん怠感なども内耳が気圧の変化を感じ取って自律神経が乱れて起こるそう。愛知医科大学病院(愛知・長久手)の映像。
住所: 愛知県愛知郡長久手町大字岩作字雁又21
URL: http://www.aichi-med-u.ac.jp/hospital/
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