- 出演者
- 檜山靖洋 首藤奈知子 三條雅幸 今井翔馬 渡辺圭司 近藤奈央 是永千恵 浅田春奈 伊原弘将
オープニング映像と首藤アナらのあいさつ。
北朝鮮が失敗したと発表した昨夜の軍事偵察衛星打ち上げについて。政府は北朝鮮が通報している打ち上げ期間が来月4日まで続くことやことし3基を追加で打ち上げるとしていることから沖縄への迎撃ミサイル部隊の派遣を継続するなど引き続き警戒監視に万全を期すことにしている。北朝鮮と国境を接する中国東北部から中継。北朝鮮と国境を接する中国東北部、東港にあるホテル。こちらでは中国メディアが北朝鮮の国営通信を引用する形で打ち上げの失敗を伝えている。画面の奥、山が見えると思うが、北朝鮮側の山なのだが、その先にあるのがソヘ衛星発射場。私たち取材班は北朝鮮による衛星打ち上げの兆候が韓国で伝えられたことを受けて、おととい日曜日に首都北京から高速鉄道に乗ってこちらに到着し、警戒取材に当たってきた。過去の例を踏まえると、北朝鮮が予告期間の初日に当たるきのう打ち上げる可能性が高いと考え、緊張しながらあちらの発射場の方角にカメラを向けて、撮影し続けていた。ここから発射場までの距離はおよそ55キロ。飛しょう体はエンジンの部分から勢いよく炎を吹き出しながら上昇する様子が確認できたが、1分ほどたって、いきなりオレンジ色の炎に包まれて、爆発したように見えたあと消滅した。北朝鮮関係筋からは「わが国の技術者は失敗を糧にする」ということばも聞いたが、成功したとする前回、去年11月から一転、空中爆発という最悪の結果に指導部のショックは大きいに違いない。
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- 東港(中国)
政治部の田中泰臣デスクと国際部の高野洋デスクの解説。日本政府は今後どのような対応をしていくのだろうか。警戒監視を緩めず、続けていくということに尽きると思われる。林官房長官は今後も各種ミサイルの発射や核実験など、さらなる挑発行為に出てくる可能性があると述べ、木原防衛大臣も通告期間内にさらなる挑発行為に出る可能性はあると考えられると警戒感を示している。具体的な時期は別にしてもことし中に3基打ち上げるとする北朝鮮が再び打ち上げを試みるというのは政府内の一致した見方。このため米国や韓国と連携しながら北朝鮮の動向について情報収集を進めるとともに、自衛隊は引き続き迎撃ミサイルを搭載したイージス艦などで警戒監視に当たっていくことになる。北朝鮮はことし追加で3基を打ち上げるとしていたけれども、今回の失敗を受けて、今後、どう出ると見られるか。軍事偵察衛星の運用というのは国防5か年計画の中で重要目標の一つに掲げられている。米国などの軍事行動を逐一把握するうえで偵察能力の向上というのは欠かせないため。ことし追加で3基の軍事偵察衛星打ち上げる計画を明らかにしているという北朝鮮なのだが、今回の失敗というのは指導部に与えた衝撃の大きさというのは想像に難くない。原因の究明を進めて、再度の打ち上げを試みると見られる。蜜月ぶりが際立つ宇宙大国ロシア、そのロシアによる技術協力に期待を寄せているんだろうと思う。ただ、国防5か年計画の最終年で党創立80年の節目でもある来年が迫る中で、欠陥の克服に仮に時間がかかれば、今後のスケジュールに影響が出ることも予想される。国家の威信を保つためにもICBM(大陸間弾道ミサイル級)の発射などに踏み切る可能性も排除できないで、引き続き北朝鮮の動向には注意深く見ていく必要があるんだと思われる。
今後の雨の見通し、注意点を伝えた。
先日梅雨入りした沖縄の雨の様子。この時期、天気が急に変わったり、また気圧の変化などで頭痛、肩凝りなどに悩まされている人がいる。そうした症状、もしかしたらいわゆる気象病、天気痛かもしれない。正式な病名ではないのだが、気圧、そして気温の変化で頭痛などの症状が起こることをいうそう。なぜ起こるのか、そしてどう対策すればいいのか取材してきた。こうした気象の変化によって起こる体調不良を専門に診察する大学病院。梅雨が始まるこの時期、特に多くの患者が訪れる。遠くからは長野や京都などからも。この日だけでおよそ30人が受診した。天気痛の専門外来を開設した佐藤純医師。30年以上、気象の変化と体調悪化の関係を調べ、そのメカニズムを研究している。長年、天気痛に悩まされているという女性。女性は仕事を休まざるをえなくなるなど社会生活にも影響するようになっている。佐藤医師の外来に通い始め、漢方薬や運動療法によって以前に比べて比較的症状は落ち着いてきた。気象の変化はなぜ体調に影響を及ぼすのか。その要因について。佐藤医師によると、耳が関係してる。どういうメカニズムでこういう症状が出てしまうのだろうか。佐藤医師によると、引き金となるのは気圧。平衡感覚をつかさどる内耳が気圧の変化をまず感じ取る。その影響で神経が刺激されて、神経伝達物質を放出。その結果として脳の血管が拡張するとともに炎症物質が放出されて頭痛を引き起こす。肩凝り、けん怠感なども内耳が気圧の変化を感じ取って自律神経が乱れて起こるそう。愛知医科大学病院(愛知・長久手)の映像。
佐藤医師のもとにはこれまで延べ1万人を超える患者が診察に訪れたということ。佐藤医師が天気痛を訴える患者に共通していた項目からチェックリストというのを作った。10個の項目のうち5つ以上当てはまる人は天気痛の可能性があるということ。体調が悪い場合に市販薬飲む方もいるかと思うが、頼り過ぎには注意が必要だと佐藤医師は指摘している。佐藤医師は頭痛などにはほかの病院が要因になっていることもあるのでチェックリストだけで判断せず、受診検査が必要だというふうに話していた。その天気痛、対策をどうしたらいいのか。民間の気象会社が公開している全国の天気痛予報。気圧の変化によって頭痛などの症状が出るリスクを警戒、そして注意、やや注意、安心の4段階で予測している。地区ごとに細かく見られるだけではなく、1週間先までこのように見ることができるサービス外出などの予定を立てるときに活用できるということ。加えて佐藤医師から勧められたのが耳周辺の血行をよくして自律神経を整える簡単な運動。佐藤医師は長引く頭痛は医療機関に受診してほしいと話していたが、その際にカレンダーにその日の天気や症状を記録し、医師に相談することも勧めていた。
与野党双方が提出した政治資金規正法の改正案などをめぐって衆議院特別委員会の与野党理事らはきょうから修正協議を始める。自民党はパーティー券の購入者を公開する基準額を現在の「20万円を超える」から「10万円を超える」などに引き下げるなどの法案の骨格は維持したうえで、法律の見直し規定を付則に盛り込むことや、政策活動費に関する情報の開示などの修正を検討している。そして各党の意見も聞いたうえで修正案を固め、公明党などの賛同を得て週内にも衆議院を通過させたい考え。これに対し野党側は自民党が検討している内容では不十分だとして、企業・団体献金の禁止を盛り込むなどの抜本的修正を求めていく方針。さらに政治資金パーティーの取り扱いをめぐっては、立憲民主党は全面禁止を主張し、日本維新の会はパーティー券の購入者の公開基準額を「5万円超」に引き下げるよう迫る構えで、各党の間で活発な議論が行われる見通し。
10億人近い有権者が投票するインドの総選挙について。1か月半にわたった投票が来月1日に終わり、4日、一斉に開票される。各種世論調査では、現在、議会下院の過半数を占める政権与党インド人民党の優勢が伝えられ、もし与党が勝利すれば、モディ政権は3期目に突入する。インド経済をけん引し、GDPを日本に次ぐ世界5位に押し上げたモディ首相のリーダーシップが評価される一方で経済発展の恩恵が受けられない人たちもいる。インド経済の光と影を取材した。モディ首相の出身地、西部グジャラート州。インドの発展をさらに加速させるプロジェクトが進んでいた。東京23区が収まるほどのこの広大な敷地で再生可能エネルギーの発電施設の整備が進められている。夏の最高気温が50度を超える砂漠地帯に州政府が700平方キロメートル以上の敷地を確保。太陽光と風力を組み合わせた世界最大の発電施設をつくる計画。5年後の運用開始時には、インドで1600万世帯の消費量に相当する年間3000万キロワットの電力の生産を目指す。プロジェクトを進める地元企業の担当者は長年足かせとなっていた電力不足の解消と世界的な課題である脱炭素に貢献できると自信をにじませていた。政府主導でインフラ整備を進め海外からの投資を誘致するモディ流の経済政策。これまで首相みずからが旗振り役となって外資に呼びかけた結果、日本の大手自動車メーカーや米国の半導体大手など、世界の名だたる大企業が競い合うように投資を表明。来年にはGDPが日本を上回り世界4位に、3年後には3位になると推計されている。
経済発展を遂げる一方で農家の窮状を訴える大規模なデモが各地で繰り返され、2月には首都ニューデリーの近郊に迫った。人口の6割が暮らす農村部は経済発展から取り残されていると不満を募らせている。農村部では、かんがいや流通といった農業に不可欠なインフラの整備が遅れ、生産性の低さが指摘されている。平均所得は都市部の3分の1にとどまるという推計もあり、天候不良やエネルギー価格の高騰などの影響で追い詰められる農家も少なくない。インド西部で暮らすラビータアワタデさん。綿花を栽培していた夫が去年12月、生活苦を理由にみずから命を絶った。近くにかんがい施設がないため長年、大雨や干ばつによる不作に悩まされてきた。収穫は不安定で業者に安く買いたたかれることもあった。種や肥料を購入するために地元の金融業者から資金を借りたものの高い金利が払えなくなり、ついに命を絶った。ラビータさんは2人の子どもを抱え、将来に絶望している。貧困にあえぐ農家を支援するNGOは新政権に対策を求めていくとしている。
5年前のインドの総選挙でモディ首相率いるインド人民党は農家の所得倍増を公約にかかげ、都市部から農村部まで幅広い支持を得て圧勝した。一方野党側は今回の選挙戦で「実際には達成からほど遠い」と訴え、農村部の批判票を取り込みたい考え。インドの総選挙は来月4日に開票される。
日中韓3か国の首脳会議では、FTA(自由貿易協定)の交渉を加速させることを確認した。日中韓のFTA交渉は2013年に始まったが、日中、日韓の政治的な関係悪化で2019年の交渉を最後に会合は開かれていなかった。FTAの交渉再開は、関税の削減や撤廃が大きな目的。日中韓はすでにRCEP(地域的な包括的経済連携)に参加しており、2年前に発効されている。幅広い品目で関税が撤廃されたが、日本が求めている自動車や部品の一部に対する関税は対象外。日本としては日中韓の枠組みで撤廃を目指すねらいがある。ただ、日本と中国との間には日本産水産物の輸入停止などの問題を抱えているため、こうした課題を乗り越えて交渉を進められるかが焦点となる。
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- 地域的な包括的経済連携協定自由貿易協定
長野・佐久市は東京から新幹線で1時間10分ほどのアクセスの良さから移住する人が増えている。佐久市は職場がある首都圏と行き来する2地域居住に力を入れている。先月からは佐久市に住民票を置くことを条件に、首都圏との間を新幹線で行き来する交通費を月2万円まで補助する制度を始めた。
静岡県の富士スピードウェイで行われた24時間耐久レースに出場したトヨタの水素エンジン車。走行中に二酸化炭素はほとんど排出しない。燃料の液体水素を入れるタンクの形を円筒形から楕円形に改良し搭載できる量を15キロまで増やしたことで、1回の燃料補給で走れる距離が去年の1.5倍の約140キロに延びた。
経済情報を伝えた。
大リーグ・ドジャース・大谷翔平。メッツとの試合が行われる予定だったニューヨークで取材に応じ、痛めている左太もも裏の状況を話した。大谷は「今日も昨日よりだいぶ感じはいいかなと思う」と語った。そして、水原一平元通訳をめぐる事件について話が及ぶと「メンタルがプレーに影響するとは思っていない。しっかりとした技術さえあればどんなメンタルでも打てると思っているので、グラウンドでやるべきことは全く切り離してやりたいなと思っている」と語った。ドジャースとメッツの試合は28日にダブルヘッダーを行い、第1戦は日本時間午前5時過ぎから行われる予定。
順天堂大学の谷本教授とアーチェリー選手の古川高晴選手が対談。谷本教授によると有酸素運動は拍動が抑えられて、落ち着けるようになるメリットがある。アーチェリーは制限時間内に矢を放つ必要があり、古川選手は拍動でウデが揺れないように気を使っている。
谷本教授が有酸素運動を伝授。
為替と株の値動きを伝えた。