新型コロナが5類に移行して約2カ月。京都大学などの研究チームがある研究結果を発表。調査は首都圏の認可保育所に通う乳幼児887人を対象に2017年~2021年にかけて行われた。運動能力・コミュニケーション能力・社会性など130項目以上を調査。分析を行ったところコロナ禍を経験した5歳児はコロナ禍を経験していない5歳児と比較して平均で4カ月余の発達の遅れがみられたという。京都大学の助教は「5歳児は保護者以外の大人や幼稚園・保育園の友達と遊ぶことで社会性を身につける時期。コロナ禍でそういった機会が失われてしまった可能性がある」と指摘。コロナ前の教育環境に戻しコミュニケーションを増やしていくことで遅れを取り戻すことは可能だと指摘している。