河川の氾濫や土砂災害が相次ぎ、山形県内で大きな被害が出たことし7月の豪雨から3か月。7月25日の豪雨では県内で災害対応中の警察官2人と女性のあわせて3人が死亡、最上川など河川の氾濫や土砂災害が相次ぎ、住宅や田んぼなどに大きな被害が出た。県のまとめによると住宅被害は酒田市で783棟、遊佐町で312棟、戸沢村で226棟、鶴岡市で113棟など17市町村で計1700棟余。豪雨後22市町村に設置された避難所は戸沢村を除き閉鎖。50世帯余が仮設住宅で生活するなど住宅再建には時間がかかるとみられ、生活再建が課題となっている。農林水産業の被害は285億円余、公共土木施設への被害は県と市町村が管理する道路や河川の護岸の損壊などあわせて2116か所で約755億円。被害額はあわせて1069億円に上り、県内で起きた災害で過去最大。