マルヤス下戸田店で出会った永谷英春さん(48歳)の家までついて行った。家の中に消化器があった。5年前にマイホームが全焼したという。県民共済(火災保険)に入っていたのでまとまった金額が下りて助かった。出火原因は低温着火。古い木造住宅は壁の内側が長い時間をかけてコンロの火で炙られ気付かない間に炭になってしまう。通常の木材は400℃で発火するが、炭になるともっと低い温度(100℃)で発火してしまうという。壁の中から火が出るので気がついた時には天井まで火がいって手遅れだった。命は助かったが精神的にはドンと落ちた。愛犬は妻が連れて逃げたが、写真などの思い出は無くなってしまった。焼け跡から子どもたちの写真が見つかり、大切に保存している。また思い出を作らなきゃと前向きな気持ちになれたという。マルヤス下戸田店で永谷さんの家について行ったら…火災で家を失った男性が気づいた日々の幸せを教えてもらいました。
			
