病児保育施設では朝から続々と親子が駆け込んでいる。定員8人のうち全員手足口病の子どもで埋まる。手足口病は手足口内に水疱性発疹ができるウイルス性の感染症。飛沫や接触などで感染。4歳くらいまでの子どもを中心に広がる夏風邪の一つとして知られている。手足口病の感染者数のグラフ(国立感染症研究所より)。5年ぶりに「警報レベル」超え。小児科クリニックも手足口病の患者が増えていて、例年の約3倍に上るという。感染拡大は例年より時期が早い。クリニックばんびぃに・時田院長は「1か月ほど立ち上がりは早い。気候にも影響されるのではないか」。コロナ禍の感染対策で免疫の貯金が失われたことも影響か。時田院長は「少し流行り始めると人数も一気に増える」。今後、さらに拡大する恐れもある。厚労省は手洗いの徹底を呼びかけている。