ランチ代が高騰する中「置き社食」を利用する企業が増加。街では、働く人たちのお腹を手軽に満たしてくれる社食を求める声が多く聞かれた。タニタ食堂を展開する健康機器メーカー「タニタ」は先週、冷凍の「置き社食」サービスを発表。置き社食とは、オフィスに冷蔵庫や冷凍庫を設置し、弁当や総菜を提供するサービス「冷凍サーモンと雑穀のショートパスタ」790円など、管理栄養士監修メニューが全8種類。スマホ電子決済で会計し、レンジで解凍するだけ。社員食堂がない中小企業などから早くも熱い視線が注がれている。。置き社食がランチ代高騰の救世主になるかもしれない。東京・港区にある会社では既に置き社食の導入を進めている。2ヵ月前から冷蔵庫で新鮮野菜などを使ったメニューが特徴の置き社食を導入。KOMPEITO「オフィスで野菜」は初期費用7万7000円+7万4800円〜(150個プラン)。おかず系サラダ、サンドイッチなど種類豊富で、現在全国1万5000カ所以上に設置されている。取材した会社では1個50円から置き社食を購入できる。会社が福利厚生の一部として費用の一部を負担しているため、社員は低価格で購入することができる。置き社食導入の背景にはコロナ禍でリモートワークが長かったため、出社してよかったと思えるような福利厚生としてひと役かっている。