外国人の送還や収容のルールが大きく変わる。改正出入国管理法がきょうから施行された。難民申請の数の全体像について、山下毅解説委員のスタジオ解説。令和5年のデータだが、難民認定の申請者数が1万3823人。令和5年に難民認定された人は303人で、これは令和5年に申請していた人に限らず、令和5年よりも前に申請していた人が令和5年に認定されたというケースもある。今回の改正で、申請の中で3回目以降は相当の理由を示さなければいけないとしているわけだが、この“相当な理由”というのはどういうことなのかについて。社会部デスクに聞いたところ、本国情勢の変化など以前に不認定となった難民申請の後に起きた変化というのが例として考えられる。それから日本国内に来てから本国批判の活動をして迫害の可能性が高まったといったことなども含まれるのではないかという。入管行政に詳しい専門家は「改正法を評価した上で審査の透明性の確保が必要」「第三者機関の関与も含めて審査の在り方を議論し、透明性のある制度を整えることが大事」と話している。