コンビニ大手のファミリーマートは今朝から東京と大阪の一部店舗で備蓄米の販売を開始した。価格は1kg360円(税抜き)。全国では14日から順次販売する。ローソンも東京と大阪の一部店舗で1kg360円、2kg700円(いずれも税抜き)で販売を開始。今月中旬から全国に拡大する方針。セブン-イレブンは無洗米にして17日から東京、大阪、四国で2kg718円(税抜き)で販売。その後、全国へ拡大する。一方、石破総理大臣は「コメの安定供給」に向け、きょう午後にも関係閣僚会議の初会合を行う。小泉進次郎農水大臣は「コメの価格の高騰がなぜ起こったのか、原因は何なのか?この検証は不可欠だと思っている。総理からどのような方針で、思いで取り組まれるかという発信がある」と述べた。石破総理は麻生内閣で農水大臣を務め、「持続可能な農業の再生」をテーマに掲げていた。減反政策に反対し、農政改革を進めようとしたが「コメ保守派」からの抵抗にあったことなどで頓挫していた。今回、総理として再びコメ政策の転換を目指す。