テスラCEO・イーロン・マスク氏は政府効率化省(DOGE)を率い、連邦政府職員の削減などを推進しているが「近く退任の可能性がある」とアメリカのニュースサイトが報じた。ニュースサイト「ポリティコ」はマスク氏の強引な改革や言動に反発も起きていて政府内から批判が強まっていると報じている。実際、アメリカ国内では連日のように反マスクデモが発生。テスラの車が何者かに焼かれるなどマスク氏への風当たりは日増しに強くなっている。そうした中で浮上したマスク氏退任論。専門家はマスク氏の立場やその任期がそもそもあいまいだったと指摘。上智大学・前嶋和弘教授は、トランプ氏の代わりに様々な予算をカットして非難を受けることをうまくかわしてくれた、一定程度の役割は終えたと話した。一方、レビット大統領報道官は今回のマスク氏退任報道を「ごみだ」と指摘。更に、マスク氏本人も「フェイクニュースだ」としている。専門家は、トランプ大統領がマスク氏を本当に近く退任させるかは分からないとしたうえで「マスク氏はビジネスの方が大変になるかもしれないし、目立ちすぎたからということもあるかもしれない」とコメント。