今日の一般参賀で、愛子さまは淡いラベンダー色のドレスに帽子姿である。陛下は一般参賀に先立ち、誕生日の記者会見に1時間臨まれた。最も時間を割いたのが大学卒業と就職の節目を迎えられた愛子さまについてである。愛子さまは日本赤十字社への就職内定が発表されており、陛下は「人のためになにかできればと、以前から思っていたように思う」と述べた。去年両陛下とともに日赤の活動報告を受けたり本社に行かれたことなどを通じ、少しでも社会に貢献したいという気持ちを強く持つようになったと明かされた。陛下は福祉についての話を愛子さまにすることもあり、人の役に立ちたいという気持ちが徐々に形作られていったと説明した。愛子さまが中学1年生の時に書かれた短編小説には「私は看護師の愛子」という書き出しで始まっており、看護師になった愛子さまが動物を看護し救う物語となっており、最後の一文は「今日もどんどんやってくる患者を看病し、沢山の勇気と希望を与えていることだろう」と締めくくっている。愛子さまは進路について福祉の道に進んで日赤に就職したいと両陛下に相談したという。陛下は会見で愛子さまは大学で友達と運動できたこともかけがえのない思い出になっていると明かしており、愛子さまはバレーボールが好きで大学では友達と、皇居では職員とやっており、体を動かすのが好きな愛子さまは自分のための研究よりも自ら行動して社会に貢献する道を選ばれたのではという。陛下は愛子さまに「大変なことを乗り越え、社会人の一人として成長することを願う」とエールを送った。