自転車の交通違反に反則金を科す青切符制度の導入から半年経ったが、危険な違反運転は今も後を絶たない。雨が降っていた昨夜は多くの人がレインコートを着て運転する中、傘さし運転をしている人もいた。傘をさしながらの片手運転はバランスを崩しやすく反則金5000円の対象となる。警視庁によると、今年4月~先月末までに東京都内で確認された自転車の交通違反は2977件。そのほぼ半数は一時不停止で、遮断踏切への立ち入りと信号無視が続く。一方で、「傘さし運転」の取り締まりは6件。警察はまず指導や警告を行い、従わない場合は取り締まるとしている。スタートから半年経った制度には課題も。民間の調査(NCD調べ)では自転車利用者の9割以上が車道走行に「危険を感じた」と回答。道路環境の整備が課題となっている。自転車利用者は「わざと幅寄せしてくることもある」と話す。幼稚園に自転車で子どもを送り迎えする保護者から聞こえてきたのは切実な訴え。現在、幼児用座席は小学校入学前までとなっていて、保護者からは2人乗りの制限緩和を求める声が出ている。きょう、警察庁が所管する自動車安全運転センターがルール見直しに向けた有識者会議を開いた。今後、安全性を確認する実験などが行われる。警視庁は来年3月をめどにまとめる結果を受け、自転車に同乗できる子どもの範囲見直しを検討する方針。
