今日発売の青春部活小説「八秒で跳べ」を紹介した。主人公は宮下景はバレーボール部の高校2年生。レギュラーに選ばれている景だがチームメイトからは「冷めてるよね」などと言われ自分でもバレーボールが好きなのか分からなくなっていた。部活終わりに自転車で帰宅しているとフェンスから身を乗り出した女子生徒を目にする。その瞬間バランスを崩し右足を痛める。翌日、足に違和感を抱えたまま試合に出た景は右足首の靭帯を痛め全治1カ月のケガを負ってしまう。ある日ケガに責任を感じ1人の女子生徒が景に謝りにくる。彼女は大手出版社の漫画新人賞に選ばれ注目の存在だった。しかし最近は思うような漫画が描けずスランプに陥っていたことを知る。部活との向き合い方に悩む自分を景に、15歳で新人賞をとり次回作に悩む自分の真島綾に投影した。