文部科学省から諮問を受けた中教審の特別部会は、2030年代の学習指導要領の改訂を進め、きのうこれまでの議論の論点をまとめた。この中で不登校や特定分野への特異な才能など、子供の特製や個性に応じた多様な学びを重視するとして、1人1人の実態に配慮したカリキュラムを編成出来る仕組みを新たに設けるとしている。多摩市立東愛宕中学校では、昨年度不登校の傾向がある生徒を対象とした教室を設け、学習状況に応じて個別の指導計画を作成している。2年生の1学期に学ぶ内容は2ヶ月ほど後ろ倒しにして授業を行った。また、生徒に応じてプリントを用意するなどより柔軟な方法が取られている。中教審の特別部会は今月下旬以降、個別の教科毎の具体的な検討を進め、来年度中に投信することにしている。