奥山教授は元県民局長のプライベート情報と公益通報か否かの話は全くの別問題だと話していた。プライベート情報の真偽がどうであっても元県民局長の告発文書の内容とは全く関係がない。ネット上では今も元県民局長や家族、知人の実名や顔写真がさらされて中傷が続いている。元県民局長は公益通報をした人で、彼の行動の結果、県政の改革にもつながった。情報を拡散している人の中には正義感から行動している人もいる。しかし正義感に突き動かされて行動した結果、大きな過ちや深刻な人権侵害につながったこともある。政治リーダーがしっかりと役割を果たすべきと村瀬は話した。マスメディアの報道、とりわけ選挙報道についてあり方が非常に問われた。知事選挙ではマスメディアの敗北、SNSの勝利との分析もあるが、そんな単純なことなのか。デマも含め情報が錯綜する中で、兵庫県民はなぜ斎藤知事を再選させたのか、マスメディアは有権者が示した判断と選挙報道のあり方と向き合わないと今後有権者との溝が更に広がってしまうのではと日下部は話した。