10月1日から郵便料金改定。定形郵便物の手紙は、現在の84円と94円の2種類の区分が統合され、いずれも110円になる。はがきは85円に。2種類のレターパックもそれぞれ値上げされる。値上げの理由として、利用数の減少がある。4年後の2028年度には、ピーク時から57%減ると試算されている。東京・狛江市では、絵手紙のまちを打ち出している。ここでおよそ30年、絵手紙の講師を務める小玉真砂子さん女性は値上げは痛いと感じるものの、みずから書く絵手紙を送る習慣は続けたいとしている。企業向けにダイレクトメールの新たな活用法を提案している会社。メールやSNSなどは便利な反面、情報が埋もれてしまいがちで、直接、触れられる郵便が見直されている。総務省は、今回の値上げで、来年度は黒字に転換するものの、再来年度には再び赤字に転じる見通しを示していて、今後、短期間に再度の値上げも念頭に、料金制度の見直しを検討するとしている。