映画大好きの若手俳優・細田佳央太さん(22)。気になった演技・演出などをノートに記しながら日々映画を勉強中。きょう紹介する新作は新垣結衣さん主演の「違国日記」。累計発行部数180万部を突破した人気コミックを原作としたストーリーで、主人公は小説家の高代槙生。その槙生と蔵氏始めるのがW主演の早瀬憩さん演じる姪・田汲朝。交通事故で両親を失い、叔母の槙生に引き取られた。2人は親戚ではあるもののほぼ初対面。35歳と15歳、年の離れた2人の同居生活が描かれる。映画の注目ポイントは「これって親代わり?ただの同居人?微妙な距離感」。細田さんは「結局親じゃない。親子の距離感じゃない。だからこそ槙生が朝に対して言うセリフは冷たくもある」と話す。実は槙生は自分の姉=朝の母親との間に確執があった。それを朝に打ち明けたのは葬儀でのことだった。今も消えない姉への憎しみ、その娘を引き取ったことで時に2人はギクシャクした状態に。さらに朝もまた槙生に反感を覚える。それでも朝はもともと人懐っこい性格。同じ時間を過ごすにつれ、やがて槙生の心にも少しずつ変化が現れる。距離感が縮まる2人の関係が丁寧に描かれている。映画はきょう公開。