デリバリーで注文した牛ハラミ丼を食べた数人がO157に感染。担当保健所は調査のために店舗へ。肉を柔らかくするある作業が食中毒の原因になっていたが、この時はわからなかった。調理の様子をみると、肉の中心部分は赤かったが腸管出血性大腸菌は肉表面に付着している菌で、基本的に肉の中には入りこまない。さらに熱に弱く、75℃で1分以上加熱すれば死滅するため表面をしっかり焼けばレアに近い状態で食べても問題はない。その後、調理マニュアルを確認すると、筋切り処理をしていることが判明。店舗では針のような刃を肉に刺し、繊維を断ち切る方法をとっていた。この方法では、肉の表面に付着していた細菌が肉の内部に入り込む場合があるため、中心部までしっかり焼かなければならなかった。原因はこのテンダライズ処理だった。
住所: 東京都新宿区歌舞伎町1-4-1
URL: http://www.city.shinjuku.lg.jp/
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