インドネシアで18歳以下の選手たちによる野球大会「アジア甲子園」の12月の開催がおととい発表された。企画したのは日本の元プロ野球選手・柴田章吾さん。アジア全体で見ると野球はマイナーなスポーツで、柴田さんは引退した10年前からアジアで野球を広げるため活動を行っている。去年はフィリピンで野球教室を開催。横浜DeNAベイスターズ元監督・ラミレスさんら7人の元プロ野球選手が参加した。柴田さんは中学3年の春、全身に様々な炎症が繰り返し起こる国指定の難病、ベーチェット病を発症。医師から野球を続けることは命に関わると宣告された。そんな状況でも夢を諦めず、強豪・愛工大名電に進学し、甲子園のマウンドに立った。インドネシアは日本の倍以上2億7000万人の人口を誇っているが、野球人口は日本の100分の1のおよそ3万人にとどまっている。柴田さんは2年前からインドネシアの様々な島を回って日本の甲子園の映像を見せて魅力を伝え、ついに8チームによるアジア甲子園が実現した。