創業133年のフィルムメーカー「コダック」は、決算報告で約740億円に上る債務返済のための資金の目処が立たないと発表した。かつてカメラ用フィルムの世界シェア70%を占めたコダックだったが、自らが開発したデジタルカメラが登場することで実績が傾いた。フィルムが必要のないカメラが登場し、2012年に経営破綻。その後はフィルム生産を縮小しつつ、医療品など他事態に軸足を移していた。今回仮にフィルムの生産・流通に支障が出た場合、日本でも影響が出る可能性がある。今、アナログ回帰の流れでフィルムを使ったカメラに再びスポットが当たりブームになっているという。「レモン社 新宿店」では、フィルムカメラを求めに海外旅行者や若い世代が多く訪れるという。コダックは「返済期日前に債務の借り換えなどで対処できる」とコメントしている。