東京都はきのう、新宿区内の飲食店の20代の男性従業員9人がはしかに集団感染したと発表した。発症日は先月19日~今月6日にかけてで、発熱や発疹などの症状があった。いずれにも最近の海外渡航歴はなく、9人中2人はワクチン接種歴があった。国内の「はしか」感染者は1月から今月8日までに100人となり、去年の同じ時期の4倍以上になっている。はしかは約10日~12日の潜伏期間を経て発熱や風邪のような症状が数日続き、39°以上の高熱や発疹が現れる。また、肺炎や脳炎などの合併症などで命を落とすケースもある。特に感染力の強さに注意が必要。マスクや手洗いによって感染を防ぐことは難しく、予防にはワクチンの2回接種が有効とされている。いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤院長によると、2000年4月2日以降に生まれた人はワクチンを2回接種している可能性が高い一方で、1972年10月1日~2000年4月1日生まれの人は1回接種。それより前に生まれた人は1回も接種していない可能性が高い。伊藤院長はワクチンの接種歴、はしかへの罹患歴が不明な場合は抗体検査を受け、ワクチン接種の必要性を確認してほしいとしている。
