ごみ処理の際にリチウムイオン電池が原因の火災を防ごうと、東京・新宿区は家電量販店での回収に加えて今月から新たに家庭ごみとして収集を始めることになった。リチウムイオン電池はモバイルバッテリーなど充電する製品に幅広く使われていて、法律では製造や輸入を行う事業者が自主的に回収して再資源化することが義務づけられているが、家庭から出されるごみに混ざって捨てられる場合もあり、各地のごみ処理施設ではこの電池が原因とみられる火災も相次いでいる。東京23区では品川区が去年から同様に収集を行っているが、いずれの自治体でも原則として家電量販店などの回収ボックスに出すよう呼びかけている。