ドクターイエローは「新幹線のお医者さん」と呼ばれ、東海道・山陽新幹線の線路のゆがみや電気設備を点検する検査専用の車両。10日に1度のペースで走ってきたが、その時間は時刻表には載っておらず、めったに出会えないことから「見ると幸せになる」といわれている。ドクターイエローはJR東海とJR西日本が1編成ずつ所有していて、いずれも老朽化を理由に引退が発表されていた。JR西日本の車両は2027年以降をめどに引退する予定だが、JR東海の車両はきょうで引退。東京駅に向かう車両を目に焼き付けようと、きょうは愛知県内の沿線でも多くのファンが見守った。東京駅に向かう車両を目に焼き付けようと、きょうは愛知県内の沿線でも多くのファンが見守った。JR東海のドクターイエローは、2001年9月からおよそ24年間にわたって新幹線の安全運行を支えた。