静岡・南伊豆町の伊浜地区では海辺の集落に約170人が暮らしている。区長の松本恒明さんは何事にも代えがたい空気感があると話した。松本さんはマーガレット農家は廃業しているのだといい、かつては集落で100件以上マーガレット農家がいたものの、今では3軒まで減少してしまっている。その一方でアメリカとのハーフの田村ロータス翔音さんは地域おこし協力隊の一員として耕作放棄地の復旧を進め、高齢の農家にも負担が少ないレモン栽培を勧めている。この日は田村さんたち30人がレモンを植樹していった。採算が合わないと栽培を諦める人の姿もみられるが、今でもマーガレットの観光農園は残っている。一方で田村さんらが取り組むレモンづくりは新たな名産品作りが目的となっていて、観光客向けのゲストハウスも作られている。番組はBSP4Kで20日の5時27分から放送される。