牛どうしが角を合わせて押し合う新潟・長岡市の伝統行事「牛の角突き」が今シーズンの初場所を迎えた。計26頭の牛が出場し、牛たちは「勢子」と呼ばれる人たちの掛け声に合わせ押し合っていた。最後は牛が傷つかないように引き分けに。きょうの長岡市の最高気温は29.6℃と7月中旬並みの暑さとなる中、訪れた人たちは迫力ある牛の姿を楽しんでいた。山古志闘牛会・松井富栄会長は「(新潟中越地震から)20年という節目の年。一緒の角突きを盛り上げて、楽しんでもらえるものをやっていきたい」と語った。牛の角突きはことし11月にかけて行われる。