猪野屋は青年が言っていた工業高校に連絡をしたが、そのような生徒はいなかった。警察に相談したが証拠がないので動けないと言われた。北見市の病院の院長で親友にこの出来事を話すとバカにされ、関東の病院で同僚に話すも寸借詐欺だと言われた。猪野屋が困っている人を助けたいと思うきっかけとなる出来事があった。若い頃、海外のスキー場で営業時間終了間際にリフトから落下し動けなくなっていた。たまたま残っていた外国人男性に助けられ、その男性は「なんでもないよ」と告げ去っていったという。猪野屋は脳の外科治療のスペシャリストで、年間300例以上を執刀しているという。