東京・品川区・京急新馬場駅からほど近い内田米店に話を聞く。大正時代からの老舗の米屋で、店頭にはずらっとコメが並んでいる。だいたい値段は5キロで税込み4000円台前半から後半。その他、ブレンド米もあって「老舗の味国産米」は5キロで税込み3750円で販売されている。この店は店舗の奥の方に精米機があって、地元の一般客以外の、飲食店や病院などにも大量にコメを販売している。JA以外の業者やサイトから自由取引でコメを仕入れている三代目の内田幸男社長は、「10日位前に比べてかなり安くなっている。1俵あたり千葉のコシヒカリが約5万円位していたのが、きょう昼の価格を見たら4万1000円で売りたいという方がいた」などと述べた。コメ取引業者専用サイトによると、山形県産の「ひとめぼれ」は先月23日まで出品がなかったのが、きょう午前11時現在で4万円で出ている。先月23日、銘柄米の売り件数は10件だったのが、きょう午前11時現在で53件となった。小泉農水大臣の随意契約の2000円というのが出て、これがひとつインパクトになったということか。内田社長は「もちろんそうです。それがなかったら以前の契約した備蓄米は流れてこなかったと思う」とコメントした。