ECBが利下げを決めた。シティグループ証券・高島修さんがスタジオで解説。高島さんは「コロナ危機後の利上げがあって、その次の利下げなので重要。ECB・ラガルド総裁のコミュニケーションは複雑だった。利下げを正当化する議論をして、インフレ見通しが改善した今後インフレは低下していくであろうから、実質金利が高度止まる。景気抑制的になるため調整利下げが必要という話。その一方で、インフレ見通しは引き上げているので、利下げを急ぐ必要はないと、次の利下げの時期は言質をとらせなかった」、ヨーロッパ経済は底堅いのか?高島さんは「エコノミックサプライズ指数は市場予想に対し経済統計が上振れたか下振れたかを示している。ユーロ圏は上振れが続きアメリカが下振れが多かった。ユーロ圏経済は一定の底堅さを維持していて、シティグループは7月の利下げは見送りになり、9月から調整利下げが再開する見通しに変更。ユーロもこのまま下がるというわけではないと思う」などと述べた。