きょうのテーマは「地震とともに生きる」。日本にいれば必ず地震は起きるが、正しい備えができれば被害を減らすことができる。いま生活のインフラの復旧が大きな課題だと言われているが、東日本大震災の教訓を生かしたことによって新たな技術が生まれた。マグニチュード6以上の地震回数は世界では1725回。日本は291回で世界の16.9%を占める。東日本大震災では国内観測史上最大規模のマグニチュード9.0で死者数は関連死を含めると1万9000人以上。地震や津波などへの備えを行なっている割合は「十分備えている」が4.4%、「多少備えている」は半分近く。ただ「あまり備えていない」、「全く備えていない」も半分近くいる。備えていない理由は「被災経験がなく何がどれだけ必要かなど想像できない」など。都市災害の防災・研究を50年している河田先生は災害をひとごとにせず“自分ごと”にするためには「自分の大切な人に思いをはせること」だという。