中国では春節の大型連休を利用して毎年多くの人が帰省するが、都市部に住む子どもが地方にいる親を呼び寄せる逆行春節と言われる現象がトレンドになりつつある。背景に繁忙期の交通費の高騰がある。春節のタイミングでは地方に帰省するための航空券代は高騰する一方で、逆方向の航空券は3割~5割安くなる場合もある。(CNR)。中国政府は内需拡大に期待している。国営の新華社は15日、逆行春節の特集記事を掲載し、「家族一緒ならどこで祝っても正月です」と伝えている。春節初日の北京・上海などにホテルチェックインした60歳以上は54%増となった。(広州日報)。上海当局は上海観光地がにぎわう内容の記事を引用するなど、新たな国内消費の掘り起こしに力を入れている。春節の消費動向はその年の国内経済を占う指標になる。(ロイター通信)。政府は観光や買い物など消費を促進するため例年7日間の連休を9日間に設定。さらに電子マネーが当たるキャンペーンや家電や自動車購入の補助金なども用意している。経済日報は春節限定の景気刺激策は逆に消費意欲を低下させる可能性があると指摘。春節だけ得という意識が根付くと春節以外は出費を抑える意識が高まり、政府は中長期的な政策が必要としている。
