妊娠を打ち明けた女性社員に配慮して「遠出は危険だから」と出張仕事を引き取ることは、本人の意向を確認せず話を進めるため“マタハラ”にあたる可能性もある。河西邦剛は「ある意味、チャンスを奪う話になり、ハラスメントになる可能性がある。基本的にはコミュニケーション。会社として起きやすいハラスメントに関してルールを作る」と解説した。グレーゾーンハラスメントをしないためには自分がされて嫌な言動をしないことが要注意。日本ハラスメント協会・村嵜要氏によると、自分と相手の感覚は思った以上に違うという前提を持つと、自分の感覚を押しつけずに対応できる。業務上必要なアドバイスをするときは感情的にならず、具体的な行動や内容に焦点を絞り、注意・指導は最大15分。普段からコミュニケーションをとることが大事。
