- 出演者
- 江口ともみ 阿川佐和子 ビートたけし 眞鍋かをり 杉村太蔵 村嵜要 櫻井裕一 小室克男 伊藤隼也
お酒を飲む機会が増えるこの季節、繁華街には多くの人が訪れる一方で深刻さを増す問題が起きている。世界中から人が集まる東京・渋谷の街を徹底取材。1日、突然始まったけんか。もみ合っているのは日本人とみられる男性と外国人男性。止めに入った警備員に外国人男性が頭突き。その後警察官が間に入り、騒ぎは収まった。去年10月から渋谷区の条例により駅周辺エリアで夜間の路上飲酒が禁止に。未だに路上飲酒が横行。街の治安を守るため防犯パトロールなどの活動を行っている日本ガーディアンエンジェルス東京支部支部長・高山祐次郎さんは条例に「一定の効果がある」としつつも「ゼロになってはいない」と話す。ルールを知らずに路上飲みする外国人も多い。渋谷のクラブ街で座り込む女性と友人。女性は病院に搬送された。
「救急搬送“有料化” 救命救急の現場に密着」など今回の放送内容を予告した。
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スタジオトーク。路上飲酒の禁止など現行の罰則規定のないルールで渋谷の安全は守れるのかなどについて話した。日本ガーディアン・エンジェルスの小室克男さんは罰則のないルールでも少しずつではあるが効果を実感していることなどを話した。小室さんは、現状は罰則がないことよりも、そもそも条例自体が知られていないことの方が大きいなどと話した。これについて、罰則がないから周知が進まないという意見や、周辺の小売店で酒の販売を禁止すればいいという意見、タバコの喫煙可能エリアのように飲酒可能エリアを作ればいいという意見などが出た。小室さんは渋谷で路上飲酒をしているのは8割方外国人だと紹介した。日本で路上飲酒を経験した外国人が「日本は路上飲酒ができる」という間違った情報を広げてしまう側面もあるという。元警視庁警視の櫻井裕一は、観光会社は外国人に日本は路上飲酒はダメだということをしっかり教えるべきだと話した。
“救急搬送の命綱”119番通報。年々救急車がひっ迫。2023年、全国の救急車出動件数は約764万件と集計開始以来最多(出典:総務省)。総務省によると救急搬送された人の5割が入院して治療の必要がない軽症患者だった。去年12月、都道府県単位では初となる試みが茨城県で始まった。緊急性のない救急搬送の有料化。筑波記念病院(つくば市)は重症患者を365日24時間体制で受け入れる第2次救急指定病院。救急科に密着。意識障害に陥った男性。集中治療室へ運ばれた。交通事故で救急搬送された男性。ひっきりなしに患者が搬送されてくる医療現場。茨城県では救急医療体制を維持するためなどの理由で22の大規模病院を対象に救急車要請時に緊急性が認められないと判断した患者から選定療養費を徴収。
スタジオトーク。軽症で救急車を呼ぶ人が増えたことについて、医療ジャーナリストの伊藤隼也さんは、軽症で呼ぶ人が増えたというよりは、高齢化の影響などで増加した医療の需要に見合った供給を行えていないことが問題などと話した。その他、日本は救急車そのものや、そのドライバーも足りていないことなどが話題に上がり、伊藤さんは医療体制の全体を設計し直さないと難しいなどとまとめた。
カスハラについてスタジオトーク。ビートたけしは、自分たちが子どもの頃は、店などに文句をつけること自体が恥ずかしいことだったなどと話した。阿川佐和子は、今は文句をつけたり訴えることの方が正しいという傾向がありますよね、などと続けた。
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カスハラについてスタジオトーク。企業に義務化されたカスハラ対策について、日本ハラスメント協会の村嵜要さんは、店内にカスハラ防止のポスターを掲示したり、カスハラ対応を外部に一部委託するなどの対応が取られていることを紹介した。杉村太蔵はクレーマーに毅然とした対応をしていた中国の空港職員を例に上げ、日本は必要以上にヘコヘコしすぎるなどと話した。カスハラに関するクイズが出題された。「Q.ラーメン店で食べていると器の中に髪の毛が!どうする?」という問題で、「作り直せと怒鳴る」「返金を要求する」「土下座しろと怒鳴る」「ネットにお店の悪口を書き込む」からの4択。
カスハラに関するクイズが出題された。「ラーメン店で食べていると器の中に髪の毛が!どうする?」という問題で、「A.作り直せと怒鳴る」「B.返金を要求する」「C.土下座しろと怒鳴る」「D.ネットにお店の悪口を書き込む」からの4択。日本ハラスメント協会の村嵜要さんが解説。正解は、B以外は全てカスハラ。Aについても怒鳴らず丁寧に伝えていればカスハラではない。カスハラとなるのは「主観的な命令や強要」で、「常識的な範囲の交渉や提案」はカスハラに当たらない。
カスハラについてビートたけしは昔は「嫌だったら二度といかなければいい」と考えられていた、初めて行った店でもクレームをつけていくのは自分たちより後の世代、などと時代とともに人々の考え方が変わってきたことについて言及した。
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