スターバックスコーヒージャパンはきのう、東京23区や大阪市内、空港内など一部の店舗で来月15日から立地に応じたメニューの値上げをすると発表。値上げが適用されるのは全国1991店舗のうち約3割の店舗。サービスエリアや空港などの店舗は特定立地価格Aとして通常価格より平均約6%、13〜32円値上げ。東京23区や大阪市内などの一部の店舗は特定立地価格Bとして平均4%の4〜28円引き上げられる。日本マクドナルドやガストでも立地に合わせた価格設定が導入されている。その背景に専門家は地域によって賃料や人件費などコストが違ってくるため、コストが高い地域は値上げをしないと利益が少なくなるという。第一生命経済研究所首席エコノミスト・永濱利廣氏は「都市部だと高い値段をつけても売れる。収益性を高めるために柔軟な価格設定を行う必要性が高まっている。今後も立地別価格を導入する店舗は増えていくと思う」と語った。