第50回衆議院選挙が行われ、自民党は大きく議席を減らし、目標としていた自民・公明の与党での過半数を下回った。与党の過半数割れは15年ぶり。大きく議席を減らした自民党・石破総理大臣は「政治とカネというものに対するご理解が全然いただけてない。国民の皆さま方のはっきり言っちゃえば、お怒りみたいなそういうものが、もう全く払拭されなかったということだと思っております」と述べた。自民党は191議席と、選挙前から議席を大幅に減らした。石破総理大臣と森山幹事長はこれまでのところ、続投の意向を明らかにしている。また、与党・公明党も石井代表が落選するなど議席を減らし、24議席となった。この結果、自民・公明の与党はあわせて215議席で、過半数の233議席を確保できなかった。自公が過半数を割り込むのは、民主党政権が誕生した2009年以来、15年ぶりとなる。議席を増やした立憲民主党・野田代表は「ここで終わりじゃなくて、これから始まりだと。すぐ政権交代できれば、これに越したことはない。でも少なくとも政権交代前夜という言葉は間違えなくリアリティーが出てきたと思います。これからだと思います」と述べた。立憲民主党は選挙前の98議席から大幅に議席を増やし、148議席を獲得した。他の野党と連携し、政権交代を目指すかについて、野田代表は昨夜、「各党と誠意ある対話をしていきたい」と述べた。一方、日本維新の会は選挙前の43議席から減らし、38議席だった。維新の馬場代表は自公の連立政権入りは否定し、自らの進退に関しては執行部と協議する考えを明らかにした。また、国民民主党は選挙前の4倍となる28議席を獲得した。玉木代表は連立政権入りを否定した上で、「政策を実現していくことを、政府与党に求めていきたい」と強調した。このほか、共産党は選挙前から議席を減らし8議席となり、れいわ新選組は議席を増やし9議席を獲得した。一方、社民党は1議席を確保し、参政党は3議席を獲得した。政治団体の日本保守党も3議席を獲得している。
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